障害生徒に就労体験を 町内企業受け入れで実現
障害などにより支援を必要とする児童・生徒が、地域ボランティアや企業のサポートで就労体験を行っている「ぷれジョブ」という全国的な取り組みが湘南エリアでも行われている。この取り組みを寒川町内で行っているのが「ぷれジョブちがさき・さむかわ(高田浩暢会長)」だ。
現在、町内では花き生産農家の「信花園(宮山)」が受け入れ先となり、1人の男子生徒が、ポッドの並び替えや配送補助など毎週1回1時間の作業に励んでいる。受け入れ先の金子能久さんは「自分が社会の一員として働けていることを実感してほしい」と柔和な表情で話す。当初はサポーターの送迎で始まったこの就労体験も、4カ月目を迎え自分で行き来するようになり、最初は不安そうだった表情も、金子さんらの家庭的な雰囲気作りで、自然と笑顔で作業できるまでになったという。母親は「願ったり叶ったりです。息子の成長につながる。いいことずくめです」と手放しの喜びようだ。
同事務局では「時間をかけて子どもたちの成長を見守り、就労前に社会体験を行うことの意味は大きい」としている。現在、参加児童・生徒に加え、サポーターと受け入れ企業を募集中。詳細など問合せは高田会長090・2436・3436へ。
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