寒川ロータリークラブの会長に就任した 秋本 茂雄さん 66歳
活動を積極的にＰＲ
○…職業を通じて社会に奉仕するという目的のもと創設された国際的な社会奉仕団体、ロータリークラブ（以下ＲＣ）。会員36人を有する寒川ＲＣの新会長に７月１日付で就任した。
○…40年以上の歴史を誇る伝統あるクラブ。ある意味、いま岐路に立たされているという。「これまでのＲＣは、自分たちの活動を積極的にＰＲする方針ではなかった。しかし、これからは違います。もっともっとＰＲして、私たちの活動を町の皆さんに知っていただきたい」と意気込む。『公共イメージ・認知度の向上』は国際ＲＣの方針でもある。「働き盛りの皆さんが、ＲＣの門を叩きにくい現状があります。そこも打破して、会員の増強にもつなげていきたい」。入会６年目で「まさか会長を任されるとは」と謙遜するが、新しい「ＲＣ像」を確立しようと、心地よい風を吹かそうとしている。
○…昨年度は会員数も増加傾向を示し、若い会員も増えた。最年長と最年少の差は47歳だという。「我々世代は戦前生まれと戦後生まれのつなぎ役だと思うんです。いずれ次世代が中心になりますが、それまでは我々がふんばらなければ」と未来を見据える。親睦の機会を増やして活性化し、産業まつりなどのイベント参加もチームワークで乗り切る構えだ。
○…不動産管理業を営むかたわらトマト栽培も長年続けてきた。しかしこの春、様々な理由で農業は断念することに。「自分自身も岐路でしたね。どんな場面でも良いと思ったことを積極的に進めていきます」。プライベートはアウトドア派。ソフトボールはシニアチームの監督兼選手。ゴルフ、釣りなど大自然の中でのひと時を楽しむ。投手で高校球児だった頃は、大洋ホエールズなどで活躍した野村収投手が２年先輩で、一緒に練習する中で刺激を受けたという。「ＲＣでは中継ぎ投手。うまく次世代につなげられるよう全力投球しますよ」
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