寒川ライオンズクラブの会長に就任した 皆川 欽一さん 宮山在住 73歳
山男の心意気で
○…寒川ライオンズクラブ(以下LC)の会長に就任した。会長テーマは「みんなで仲良く奉仕活動」。寒川LCの奉仕活動の中でも一番の重点活動は花の植栽事業。中央公園西側花壇や町役場から寒川駅に向かう途中の『花風景』は、いまや町民にとって癒しの空間。「先月の植栽日にも、天候不順の中、70人が参加してくれました。天気予報も悪いのに集まってくれて、涙が出るほど嬉しかった」と心からの感謝を示す。
○…LCは世界最大の社会奉仕団体。全世界で134万人が加盟し、日本では3311クラブ・10万9千人が活動しているという。LCといえば献血も定番の事業。「寒川LCでは、年間10万mlほどのご協力をいただきます。これが多くの命を救ってくれていると信じています」
○…現在の会員数は24人。「奉仕に理解が深く、働き者が集まったクラブ、という印象です」。とはいえ、新規会員を募る際には、会費の負担がネックとなる。「今年から会費を減額しました。会員を増やして活動費を捻出したい」と話す。寒川LCの特徴的な活動の中に、聴覚障害者との交流事業があるが、昨年度に交流の中から入会者が誕生したという。「我らLCの宝物、とみんなで話しています。これまでの交流活動が評価されたようで、嬉しかったですね」。例会での手話練習も中心的な役割を果たしてくれているという。
○…寒川生まれの寒川育ち。神奈川県職員として水道畑一筋。寒川浄水場に長く勤め、浄水場の設計・建設と維持管理に携わり、水質センターの所長も務めた。定年とともに農業を始め、縁あってLCに入会した。「最初は単なる社交クラブと思いましたが、入ってみたら真面目な会で驚いた。まったく違いましたね」。公務員の付き合いしかなく、異業種交流に大いに刺激を受けたという。趣味の山登りは、農作業に追われ断念しているが、「山男の心意気で頑張っていきます」
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