寒川町の特産品であり、冬の代表的な花・シクラメンの出荷が始まった。寒川町温室組合鉢物部会に所属する5軒の農家では、急ピッチで出荷作業に追われている。バラのような花をつけた限定品「ローゼス」は今年も人気を集めそうだ。
希少価値高い
取材に訪れた根岸農園(宮山3778)では、赤や、黄、ピンクなど約5000鉢のシクラメンが並ぶが、「ローゼス」の生産者は国内でも少数。県内でも数軒しか栽培していない希少価値が高い品種だという。お値段もそれなりだが、花もちがよく、早い時期から予約を入れてくる愛好家も多い。昨年は限定150鉢を用意したが、早い時期に完売に。今年も例年同様の人気となりそうだ。同園の根岸茂和さんは「日照不足の時期もありましたが、秋が早かったこともあり、順調に育ちました」と話す。
「ローゼス」やお馴染みの赤い花びらが特徴の在来品種をはじめ、二重の花びらの「ファルファーレ」、つぼみが楽しめる「カンパーナゴールド」、マーブル系の「エルフィンマーブル」、さらには「ビクトリアヴェスタ」「プリマドンナ」など、新しい品種もバラエティー豊かに取り揃えている。
同園ではシクラメンのほかミニシクラメン、ガーデンシクラメン、ポインセチアなども扱っている。
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