医療関係功労者として県知事表彰された 高橋 清治さん 寒川歯科医院院長 65歳
歯の予防活動に尽力
○…医療関係功労者として神奈川県知事表彰を受けた。「開業以来地元で頑張ってきました。予防活動が中心で、歯磨きがしっかりでれば虫歯にも歯周病にもならないという、口の中の健康を保つことを第一に考えてきました。こうした活動が評価されたのでしょうか」と受賞の喜びを語る。寒川町表彰、茅ヶ崎保健所表彰に続く勲章となった。
○…長い間、旭小の校医を務めるなど、子どもたちへの歯磨き指導に力を入れる。「子どもに限らず、歯磨きはしているけれど、正しく磨けている人は少ない。子どもには一人ひとり手を取って指導しています」。着任当初は歯科医が足らず、茅ヶ崎市から応援を頼むほどだったという。「昔は学年で虫歯がないのは7〜8人。今では虫歯の子を探すほうが大変ですよ」と一定の成果に微笑む。当時は「よい歯のコンクールに参加させる子がいなくて困った」という経験も。
○…寒川生まれの寒川育ち。高校時代のある日、父親である元寒川町長の高橋誠氏から、歯科医の少ない寒川町の実情を教えられ、歯科医を志す。「もともと化学的なことに興味があったので、自然に入っていけました」。歯科大を出た後、横浜での修行を経て、1977年に開業。「開業したのは、確か私で4軒目だったと記憶しています」。現在の場所とは道路の反対側で長く診療を続け、地域医療に貢献してきた。また、数年前からご子息との2人体制での診療を開始。「歯の治療法ほど進化の度合いが速いものはない。いろいろと意見を出し合いながらやっています」。お互い切磋琢磨しながら理想の関係を築いているようだ。
○…大学ではワンダーフォーゲル部で活動。歯科医師会の野球チームに所属し、今でも現役でプレーするなど、プライベートはアクティブだ。そうかと思えば、将棋センターには足繁く通うほど熱中。対局と並行して、地域医療の次の一手も見据えているようだ。
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