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寒川版 公開:2015年10月23日 エリアトップへ

「県高速道路交通警察隊」のリーダーとして圏央道などの安全・安心を守っている 伊東 博志さん 町田市在住 57歳

公開:2015年10月23日

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「事故、1件でも減らしたい」

 ○…利用者数日本一ともいわれる「海老名サービスエリア」を含む、東名高速や圏央道など17路線・約270Kmを管轄。日々その安全を守る通称「高速隊」の隊長は、夏休みに入り道路混雑のピークを迎えつつあるこの時期、死亡事故の多い現場での注意喚起にも力を入れている様子。「1件でも事故を減らしたい。道路管理者や地元自治体、消防機関など他機関との連携を深めていければ」と、周囲への協力を呼びかける。

 ○…「交番のお巡りさんがかっこよかった」。憧れの存在だった警察官になったのは33年前。「初めて『お巡りさん』と呼ばれた時のことは今でもはっきり覚えている」。若い頃は交番と機動隊を中心に経験を積んだ。平成に入ると天皇陛下や総理大臣の警備、APECの大規模警護など、要人を守る重役も担ってきた。そんな「警備畑」の警察人生から、21カ所目となる高速隊で初めて「交通」に関わる。「どこにいても『国民の安全・安心を守る』という目的は一緒。初心を忘れず取り組んでいきたい」

 ○…警察官としての初任地が伊勢原市だったことから「大山の見える県央地区は思い出深くてね」と語る。交通安全キャンペーンを海老名サービスエリアで展開することや、親戚を訪ねて海老名を訪れることもあり「公私共によく来る街」だとか。赴任先が変わると、現在住む町田市からジョギングをするのが恒例。「走るからこそ街の危険な場所が分かり、防犯になるんだよ。最高距離は25Kmだね」とサラリと語る裏には、使命感の強さが感じられた。

 ○…自身の性格については「若い頃、上司からはまじめで頑固と言われた」と分析。警察署長などの立場を経た現在は「寛容な包容力のある人が目標。隊員とのコミュニケーションも積極的にとっていきたい」とも。「定年後は妻が行きたがっていた北海道に旅行できたら。仕事で迷惑もかけたしね」と、感謝の気持ちを滲ませた。 

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