寒川産の名産品を創出しようと活動している『寒川産の風をおこす会』が、無農薬野菜の使用・普及活動などを地道に続けている。6月18日は、北公民館で無農薬のラッキョウをつける作業を実施。寒川らしさを追求して、速足ではなくとも、足元を固めている様子だ。
同会は北公民館の生涯学習の一環として行われているもの。メンバーの平均年齢は高いが「寒川のために」という思いは人一倍だ。
今回は町内から提供された無農薬のラッキョウをつける作業を行ったが、これまでに無農薬の食材を使った活動で試行錯誤を繰り返してきた。会の発足当初は岡田在住の杉崎秀男さんが生産する無農薬の小麦粉を使ったうどん打ちの会を実施。その畑では、地元・小谷小学校の生徒が麦踏みに参加するなどの地域活動も行っている。「子どもたちに色々なことを体験させることも大事」と同会では話しており、サツマイモづくりなども行っている。
無農薬小麦粉「ヴェルデ」が使用
また、杉崎さんの小麦粉を町内の飲食店に普及させる活動も行っており、宮山の『ピッツェリア・ヴェルデ』では、この小麦粉で作ったパスタを提供している。当初は1メニューのみの提供だったが、いまでは、写真の「サマートリュフのパスタ」をはじめ手打ちパスタは全て無農薬になっているという。星央海シェフはイタリアへ研修に赴くなど本格的なイタリアンを提供するが、自家製野菜を使用するなどのこだわりも。「地元によいものがあれば、ぜひ使いたい」と話している。
同会では次回、無農薬で栽培されたむらさきイモのまんじゅう作りなどを計画している。
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