本紙は2017年の年頭を飾る特別企画として、木村俊雄町長へのインタビューを行い、まちづくりに対する将来への展望や抱負について語ってもらった。
(聞き手/本紙・寒川編集室・岩本浩則)
――新年あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願い致します。まず昨年を振り返っていかがですか。
「昨年の明るい話題は、リオデジャネイロ五輪での日本選手の活躍です。史上最多のメダル獲得など、国内が歓喜に沸きました。一方、熊本地震や津久井やまゆり園事件で、多くの方々が尊い命を落とされましたことは本当に心が痛み、住民の生命、暮らしを守るために自分がすべきことについて改めて考えさせられました。
町政運営では、昨年、寒川町まち・ひと・しごと創生総合戦略を策定し、本町が将来にわたって魅力あるまちであり続けるための施策を示しました。具体的な施策の一つとして、地域全体で地元経済の成長を支えるエコノミックガーデニング推進事業を展開しています。企業支援や創業支援など、地元企業を大切に育て、地域経済を活性化させて参ります。また、多くの人に町の魅力を認識してもらい、その良さを広めていただこうとSNSによる情報発信の充実を図りました。 ――指定管理者の指定施設が増えました
「民間の発想や手法を取り入れ、利用者サービスの向上と管理運営の効率化を図るため、寒川総合図書館や、町民センターなどの公民館が新たに指定管理施設となりました。民間事業者が有するノウハウや経営手法を最大限に活用することで、質の高いサービスの提供を図ります。いずれの施設も町の文化を支え、地域交流の拠点となる重要な施設ですので、どんどん利用していただけるよう、施設の更なる魅力向上に努めて参ります」
――今後の子育て施策の充実化についてはいかがですか
「子育て世代が安心して子どもを生み育てる環境を整えることは、喫緊の課題です。4月から小児医療費助成対象を中学3年生まで拡げます。また、子育て世代包括支援センターを設置し、専門員が総合的な支援を行い、妊娠期から子育て期までの切れ目ない支援を目指します。
教育面でも、学力向上のために学習支援や環境整備といったソフト、ハードの両面で充実させます。昨年から、放課後に学習の補充を行う『寒川にこにこ学習会』を実施しておりますが、子ども一人ひとりに向き合うきめ細かい学習支援として定着しました。今後も継続していきます」
――最後にメッセージをお願いします
「将来世代に豊かなふるさとをつなぐため、町民の皆様と一緒になって全力で挑戦してまいりますので、本年も変わらぬご理解とお力添えを賜りますようお願い申し上げます」
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