寒川ロータリークラブの会長に就任した 金子 一茂さん 一之宮在住 57歳
若年層との交流積極的に
○…職業を通じて社会に奉仕するという目的のもと創設された国際的な社会奉仕団体、ロータリークラブ（以下ＲＣ）。今年45年目を迎える寒川ＲＣの新会長に７月１日付で就任した。「現実を見てやっていきます。重視するのは『会員の増強と維持』。前年度は退会者が４名も出てしまい、このままでは活動自体が難しくなる。しっかりと足下をみつめながら、ですね」と話す。「それには各委員会内のコミュニケーションをさらに密にすること。週一回の例会での会話がクラブを活性化し、会員維持に繋がる」と語る。
○…一昨年は茅ヶ崎・綾瀬・寒川の６ＲＣ合同事業として相模川へのアユの稚魚放流を行い、昨年は介護用ロボット『パルロ』を社協に寄贈し、地域のシニアクラブ11ヵ所でデモンストレーションを行った。そして今年度は、町内６つの学童保育会合同運動会への支援を目玉事業と位置付けている。「シニアとの交流は有意義なものでしたが、同じように若い世代や子どもたちとの交流も行っていきたい」と将来を見据えた活動計画も。
○…活動に欠かせない補助金の使途が同じ事業には適用されない規定があるため、年度が変わってから継続して行うことは難しいが、「クラブ単体であっても、こうした活動を出来る限り大事にしていきたい」と話し、有意義な活動を続けていく方策を模索する。数年後に建設が予定されている相模川サイクリングロードに桜を植樹するための構想も長期計画事業として継続中だ。
○…（株）金子建材土木代表取締役。商工会や建設業協会など他団体でも要職を務め、忙しい毎日を過ごす。「８ヵ月の孫がおりまして、最近、家族との時間の大切さを改めて実感する日々です」と柔和な表情で話す。クラブはゴルフ好きが多く「コンペの出席率の高さを例会でも」とジョークを飛ばし、明るい雰囲気で引っ張っていく決意だ。
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