毎年この時期になるとインフルエンザの流行による小中学校の学級閉鎖が多発するが、今年も1月16日付学校教育課の発表により感染拡大が明らかになった。今週に入って22日の発表では飛躍的に増加した。
左表のように今週23日までに発表された学級閉鎖は、インフルエンザが猛威を振るっていることを示しており、寒川小は3・4学年、一之宮小は2学年、東中の1学年は学年閉鎖の措置が取られている。
神奈川県では、毎週県内346ヵ所の定点医療機関のインフルエンザ発生件数を報告しているが、1月18日発表分では、平成30年第2週(1月8日〜14日)のインフルエンザ定点当たりの報告数は23・87に。前週10・20より増加しており、警報レベル(30)を超えた。厚木市保健事務所管内(34・29)と茅ヶ崎市管内(31・45)は突出しており、寒川町内の学級閉鎖の多さを裏付けている。
今年の流行に関し、茅ヶ崎徳洲会病院の内科部長・曽根辰巳さんは「例年1月中旬以降から流行し始めるB型インフルエンザが、A型とともに昨年12月頃からすでに増加傾向にあった」と話す。B型は、A型に比べて高熱に至らないこともあり、「嘔吐や全身の倦怠感などの症状から、異なる病気と勘違いすることも少なくない」と話し、患者数の増加を懸念していた。
例年の傾向からすると、2月の中旬まで本格的な流行シーズンとなり、2月末まで学級閉鎖が続くことになりそうだ。
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