寒川町観光ボランティアガイドの会の会長を務める 金子 登喜男さん 宮山在住 67歳
「ガイドは楽しい」
○…「会費や補助金はなし。各方面と折衝しやすいので会にしているだけです」と話すが、ガイドになって5年。会の仲間や観光協会とともに寒川の観光ウォーキングが魅力的になるよう努めてきた。この道を選んだのは「ボケ予防みたいなものですよ。知識が必要だから頭を使うし、ウォークだから足腰も使うしね」と笑う。
○…もともと旅行が大好き。「旅先のガイドの話で、一番面白いのが裏話なんです。例えば、震災時に海辺のお寺が津波を避けられた理由とか、現地で聞かなければ知りえないことも多い」。これがガイドの面白さだと説く。自身がガイドをするときも、できるだけ主観を入れて話すよう心掛けている。「一度面白いと思ってもらえれば、また参加してくれます。寒川のウォークもリピーターが増えました」と微笑む。「ガイドするほうも同じです。お客さんが満足してくれれば、やりがいを感じますよね。だから皆さん、一緒にガイドやりましょう」と呼びかける。
○…近隣で視察する機会も。その中で、訪れた先でその場所の人が説明してくれる、小田原と同じような方式を寒川でも思い描いている。「私たちとのダブルガイドで、農・商業の発展にもつながる。実現していきたいですね」。いろいろな案を模索することも楽しむ。
○…寒川で生まれ育ち、行政マンとして町に携わった。現役の頃から旅行好きで「当時は、議会時期は休みがとれなかった。今はその時期に行っています。特に年末に行けるのがありがたい」と嬉しそうな表情。城巡りやグルメを楽しむ。『3つのつくしんぼ』と題した家族新聞を作っている。平成5年から始めて、通刊270号に。「自分なりの家族の歴史です。『3つ』は子どもが3人なので」と優しい父親の顔をみせた。
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