寒川町美術協会の作品展(〜22日)の一角に、鉄の機械部品などを組み合わせたアートが展示された。小谷にアトリエを構える柘植勝さん(75)が手がけた作品で、宮沢賢治の「注文の多い料理店」の店主がモチーフ。
柘植さんは美大で学んだ後に法律関連の仕事に携わり、最近は知人から譲り受けた機械部品を溶接するなどして作り続けている。アトリエは鉄の部品が山積みだ。こだわりはペタペタと細かいものを組み上げるのではなく、あくまでシンプルな仕上がり。「使い道が分からない部品を活かすのも醍醐味。元の形を大切に、それが部品の幸せなのでは」と目を細めた。
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