寒川版 掲載号:2019年11月1日号 エリアトップへ

「神奈川がんばる企業エース」に選ばれた(株)ムラタで社長を務める 村田 洋介さん 一之宮在住 45歳

掲載号:2019年11月1日号

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ボトムアップで盛り上げる

 ○…従業員のモチベーションを上げ、利益も上げる中小企業の「エース」。その社屋は倉庫のようでまったく飾り気はない。「どうぞ中へ」という風貌は塾の先生か研究者といったところ。事務所は大きなホワイトボードが壁を占め、活発な会議がうかがえた。発言しやすい社風にしようと、社員の朝礼スピーチを重視している。テーマは「好きな工具」「台風の時はどう過ごしたか」など様々だ。

 ○…少年時代の遊び場といえば寒川東中あたりの田んぼ。当時はプラモデルがブームで、よく設計図なしで組み立てた。「数百円で買える、小さな達成感がたまらない」と懐かしむ。東海大の工学部に進み、父・梅雄さんが創業した会社に就職。会社は「製袋機の製造」という狭い業界にあったが、プログラミングで機械精度を向上させる分野に着目。積極的に商談に出るようになった。

 ○…あまたの成功と失敗を知る創業者の父が5年前に病で急逝し、後を継いだ。その後、阿吽の呼吸で動いていた社員のスケジュールを先々まで一覧化したり、災害時の備えや再開の段取りまでをまとめ銀行に手渡した。徹底した「見える化」は社長になって見慣れない決算書などを開いたり、社内の絆を実感したからこそ。見えないものが会社を支えてきた。まだ若々しいのに「残された人が迷わぬように」と深い言葉が出てくる。

 ○…売上は1年間で2億から3億になった。町の「次世代経営者研究会」に入り、外から工夫を吸収しつつ「ボトムアップ型にしたい」とも。発想力を高めるためにも「趣味を奨励しています」。事務所の高い所には社員手製の飛行機模型がずらり。自身もサーフィンをたしなみ、海に入って出社する日もある。次にどんな波が来るのか--エースはどこか楽しげだ。

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