記者会見する木村町長
寒川町が経済活動の「Ｖ字回復フェーズ」を目指し、この秋に独自のプレミアム付商品券の発行を決め、先月下旬の会見で概要を発表した。
「（仮称）さむかわハッピー買い物券」は１冊５千円分（５００円券10枚綴り）を３千円で購入でき、５万冊（２億５千万円分）を発行する。
新型コロナの状況を見つつ、秋ごろから、長くて半年間ほど実施する構想。町としては過去最大のプレミアム率で、予算１億７５０万円を計上した。金融機関などで販売し、１世帯20冊まで購入できる。使用可能店舗は商工会員から募り、飲食店や小売店だけでなく自動車整備や建築関連などの業種も入る可能性がある。スーパー、ドラッグストアでも使えるようにする一方、利用がチェーン店などに集中しないよう工夫する。
消費税増税にちなんだプレミアム付商品券（27年度）の際は１６８事業者が参加した。木村俊雄町長は会見で「町には休業や時短化を余儀なくされた飲食店や小売店が多く、影響については話を聞いている、地域経済のため協力し合う事業」と説明した。
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