「新型コロナ心得・人間万事塞翁が馬」。田端地区に格言や俳句を掲げた不思議な畑がある。近隣住人によると掲示は時々変わるという。これは一体、何のために…
畑の主は茅ヶ崎市共恵在住の杉山一彦さん(86)。立て札の理由を聞くと、寒川高校の校舎を指差した。「彼らの通学路だから、教えたくてね。でも見るのはオジサンばっかり」。8年前から自作の句や故事などを掲示している。杉山さんは元教員で、茅ヶ崎の円蔵中や松林中などで教べんをとり、教頭も務めた。横浜国大でも教え、日刊紙の俳句投稿の選考に加わったことも。畑ではトマトなどを育てているが、野菜をキジが食べに来る事がある。努力の成果を荒らされて詠んだのが「富士冴えて種まく先や雉(キジ)の声」。「この句の季語はね…」と解説する姿はすっかり国語の先生だ。
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