15年ぶり3回戦へ寒高の激闘
高校野球の県大会で寒川高校が15年ぶりに3回戦まで進んだ。1回戦は秀英高校に10対0でコールド勝ちし、大和南高との2回戦は8対6で勝利。12日の海老名高校との試合は、1回で一挙4得点したが、追いつかれては再びリードする緊迫の展開が続き、海老名が8回に4点を決めて激闘を制した(13対16)。かつては慢性的な部員不足だった寒高だが、今の3年生は入部から欠けることなく、支え合ってきた。植村俊太投手=左写真は試合後「もっとみんなで先を目指していきたかった、海老名高校には次以降も勝ちぬいて欲しい」とエールを送った。
準優勝の相洋2番打者
横浜スタジアムでの決勝戦(23日)に、寒川東中出身の崎元涼介君が相洋高校の2番打者として出場した。7回まで相洋がリードしたが、8・9回で東海大相模が逆転した。一之宮ストロングスに所属した小学生時代は物静かな少年だったが、人一倍の負けず嫌いだった。投手を務めて打たれると、自宅の玄関先で泣き続けたという。「先輩たちと試合ができた経験を必ず活かし、自分たちの代でこの悔しさを晴らしたい」と語った。
イーグルZ出身、稲野辺君(東海大相模)恩師は涙「よくやった」
旭が丘中のOB、稲野辺元太君(3年)は優勝した東海大相模の投手として、8月7日の山手学院戦でマウンドに立った。
新型コロナの影響もあり、地元では倉見スポーツ公園に通い自主練を重ねた。イーグルZ時代に野球の基本を教えた大貫功さん(73)は、4年前に脳梗塞で体が不自由になり、試合観戦が難しくなった。「元太は小学生の頃は主将でね、みんなに声をかけて、まとめてた」。ある日、新聞に稲野辺君の名前を見つけた。「背番号を貰って、投げたんだ。頑張った、よくやった」と声をつまらせた。
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