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寒川版 公開:2021年1月1日 エリアトップへ

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生産ライン見直し効率化も さらなる飛躍へ 本社工場一新

公開:2021年1月1日

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 寒川町に本社を構え、自動車部品を中心にプラスチック製品の開発・製造を手掛ける(株)コーメー。「超精密機械」を量産する技術力を有し、成長を続ける同社が現在取り組んでいるのが、本社工場の建て替えだ。今月中旬には新たな工場が竣工する。50余年の歴史を持つものづくり企業がさらなる飛躍へ。同社の加藤寛之社長(56)に聞いた。

――工場建て替えの経緯について教えて下さい。

 「主な理由は老朽化と耐震化への対応です。1965年に創業し、藤沢から寒川に移転したのが50年前。建物が古くなっていたことに加え、耐震診断で旧基準と判定され、取引先様からご提案をいただいたのがきっかけです。当社としても安全第一を掲げておりますので、検討した結果、建て替えを決断しました」

――移転という選択肢もあったと思いますが。

 「移転の方が手間やコストは抑えられますが、寒川は創業者の思い入れが強い土地。それに通勤する社員のことを考えれば、多少費用や時間がかかってもやはりこの場所が良いと考えました」

――工場を稼働させながら敷地内で順次施設を建て替える珍しい工法です。

 「建て替えにあたり、生産ラインを止めないことが絶対条件でした。当社の商品のうち、約7割が自動車関連部品。供給責任がありますから、納期も遅らせてはなりません。生産体制への影響を最小限に抑えるため、人や材料の動線、設備の移動方法などシミュレーションを重ねました。実際の影響も想定内に収まりましたし、事故やけがなく進めることができました」

――管理棟、リサイクル棟に続き、第一工場の竣工が控えます。飛躍の年となりそうですね。

 「工場の建て替えにあたり生産体制を見直し、今後さらなる効率化を図ります。昨年から続くコロナ禍で事業計画の見直しも迫られましたが、まさしく今年は再出発の年。新たな中期計画の下、『ニュー・コーメー』のスタートを切る1年になると考えています」

施工会社選びのポイント

――施工は藤沢に本社を置く「(株)門倉組」です。パートナー選びのポイントは。

 「当社は毎年、平塚工科高校や藤沢工科高校など地元から社員を採用するなど『地元密着型』をモットーにしています。複数の建設会社に手を挙げてもらいましたが、門倉組さんが同じく地域密着を理念に掲げていること、また地元の信頼のおける企業が工事中も臨機応変に対応してくれることが決め手になりました」

――実際、同社を選んで良かったことは。

 「やはりことあるごとにきめ細かく対応してもらえた点でしょうか。例えば、一昨年の大型台風の際には、担当の方が24時間体制で現場の安全管理をしてくれましたし、コロナ禍で部材の確保が難しい状況下でも工期の遅れがないよう最善を尽くしてくれました。建物を作るパートナーとしてお互い意見が言い合える関係性も良かった。門倉組さんにお願いして本当に良かったと思っています」

――施設の使い心地はいかがですか。今後、第二、第三工場の改修も控えます。

 「とても清潔感があって社員も喜んでいると思います。やはり製造業の要は人。働く環境も大切ですから。今後の改修については当社が”ジャストインタイム”のより高いレベルで生産体制を確立できるよう改修を進めていく計画です。引き続き門倉組さんに施工をお願いするつもりです」

――最後に地域に向けてメッセージを。

 「地域の方にご迷惑をかけない事業体制をしっかりとり、地元の方がどんどん入社できる『地域密着企業』として根強くやっていければと思います」

試作室で製品を紹介する加藤社長
試作室で製品を紹介する加藤社長

株式会社門倉組

藤沢市辻堂元町4-17-22

TEL:0120-18-7941

https://www.kadokura.jp/news/1920/

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