タイヤから吹き出る白煙。滑る車体を操る絶妙なハンドルさばき。ドリフト走行のかっこ良さを競う国内トップクラスのカテゴリー「D1グランプリ」に、寒川町倉見を拠点にするチームが出場を続けている。
競技は車の速度や角度、安定性などを機械などで採点。1台で走る「単走」や上位者同士が2台ごとに走り技を競うトーナメントもある。
倉見を拠点にする山口孝二さん(42 歳・アルパインスターズ・リンロン・Gマイスター)は参戦6年目の選手。20代の頃から下部クラスでレース活動を始め、現在は車の外装関連の会社を経営しながらD1に参戦している。昨年度は車が3回転するクラッシュにも見舞われながら参戦し、年間ランキング23位だった。乗り込むマシンは日産シルビア。「D1は選手と観客との距離が近いのが醍醐味。車のフィギュアスケートとも言えるこの世界を盛り上げたい」と話す。
倉見を拠点にするもう一つのチームが「チーム・モリ」だ。10年ほど前から出場しており、2018年にはチームでシリーズ5位を獲得した強豪。工場内にはトヨタマークIIと、トロフィーの数々があった。ベテランのチームオーナー(匿名)と埼玉在住の選手とのタッグが光るが、地元でのメディア露出は控えているという。4月24・25日の開幕戦・第2戦(滋賀県)ではチームランキング9位と、好調な滑り出しだ。
シリーズは秋までの計10戦が予定されている。
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桜色に染まる週末4月12日 |
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