綾瀬市が深谷中の市民文化センター駐車場で整備を進めている防災トイレが完成間近となった。災害時の車中泊避難への備えと、32か所の避難所の密対策が目的。男性用と女性用のトイレのほか障がい者用の多機能トイレを設ける建屋と、災害時にふたを外して便器と囲いを取り付けて、排泄物を下水道管に直接流す「マンホールトイレ」を10基、屋外の地面に設置する。市危機管理課は「車中泊対策としてエコノミークラス症候群を防ぐストッキングや簡易トイレなど物資の備蓄も進めている」と話している。
寒川町では昨年から避難先の選択肢として密を避ける「車中泊」が盛り込まれるようになった。災害時は学校校庭や公共施設の駐車場を活用する方針で、民間企業の駐車場利用なども構想・検討している。寒川では一昨年秋の台風19号で、約2500人が小中学校や総合体育館などに避難。一部施設に人が集中した。コロナ禍の今では密を避けた避難所運営が求められている。
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