寒川町出身でVリーグ・NECレッドロケッツの甲萌香(きのえもえか)選手(23)が、10月17日に公式戦デビューを果たした。
とどろきアリーナでの対KUROBE戦で、途中出場。翌週23日の東レ戦では1セット目の途中からコートに入り攻守に躍動、勝利に貢献した。「緊張していたが、周りの選手が声を掛けて助けてくれた。ブロックで点が取れてよかった」。
甲選手は8歳からバレーを始め、旭が丘中から春高バレーの常連・川崎橘高に進み、名門・筑波大へ。1年時からポジションをつかみ春のリーグ戦でブロック賞を取るなど活躍した。
高い素質を見込まれ昨年、Vリーグの強豪・NECに入団。しかし左足の前十字靭帯損傷に見舞われ、手術とリハビリを余儀なくされた。大学時代には右足の前十字靭帯を損傷して手術、足を引きずりながら仲間のサポートに徹した時期もあった。2度目の苦境だった。「バレーボールを仕事としているので、プレーできない不安とチームに貢献できない申し訳なさが強く、辛かった。必ず復帰するという強い気持ちでリハビリに励みました」。
復活を遂げた今シーズンの目標は、強みのクイックで得点に貢献すること。寒川には年に数回帰郷している。地元っ子には「小学校の時に観たVリーグが刺激になった。生のプレーは勉強になるので、ぜひ会場で試合を見てほしい」とメッセージを寄せた。
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