茅ヶ崎出身の絵本作家で、2013年のデビュー以来、子どもから大人まで多くのファンを獲得しているヨシタケシンスケさんの初となる大規模個展が、東京都内で始まった。会場には絵本原画のほかスケッチや考案した立体物を展示、絵本の世界が体感できる企画など、その豊かな発想の原点に迫る内容となっている。
ヨシタケさんは1973年生まれ。イラストレーターや造形作家として活動した後、『りんごかもしれない』(ブロンズ新社)で絵本作家としてデビューした。
どこにでもあるものから想像を膨らませたり、クスッと笑える人の仕草やクセを描き出して、世代を超えた一大ブームを巻き起こしており、『もう ぬげない』(ブロンズ新社)『りゆうがあります』『なつみはなんにでもなれる』『おしっこちょっぴりもれたろう』(PHP研究所)などの作品でMOE絵本屋さん大賞第1位を7回にわたって受賞。産経児童出版文化賞美術賞やニューヨーク・タイムズ最優秀絵本賞にも輝いている。
貴重なスケッチも
4月9日から東京都世田谷区の世田谷文学館で開催されている「ヨシタケシンスケ展かもしれない」では、人気作品の原画やアイデアスケッチ、学生時代の立体作品、愛蔵のコレクションなどを多数展示している。
またヨシタケさんがデビュー前から描き溜めてきた約1万枚を超えるスケッチから約2000枚を複製して公開。果てしない妄想やアイデア、世界の見え方など創作の原点を知ることができる。
会期は7月3日(日)まで。料金は一般1000円、65歳以上と高校・大学生は600円、小・中学生は300円。混雑緩和のため、日時指定制となっている。詳細はチケットサイト【URL】https://e-tix.jp/setabun/で。
![]() 上/愛用の手帳(『あんなに あんなに』スケッチ)撮影:野澤亘伸
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![]() 上/『りんごかもしれない』ブロンズ新社2013年
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