寒川町の特産品に指定されているカーネーションが出荷時期を迎える。町では3軒のカーネーション農家がゴールデンウィークや母の日を見据えて最終調整に追われているが、出荷作業直前となった金子誠さんの誠花園(宮山)で話を聞いた。
「芽かき作業が多くて手がかかりましたが、品質は例年よりしっかりしていますね」と金子さんは出来栄えに目を見張る。日照不足や春先の高温日など不安定な天候にも左右されたが「天気の読みは難しい」と笑うが、しっかりと対応できた満足感がうかがえる。
金子さんがカーネーションを始めたのは50年前で、当時は町内に30軒のカーネーション農家があった。金子さんの温室でも当時より4分の1の面積となったが、時代の流れに合わせて栽培を続けている。日本全体でも7割が輸入品で、国産品の伝統を守り続けている。「赤は母の日向け。最近は緑やオレンジも人気です」と教えてくれた。
|
<PR>
寒川版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|