寒川町商工会の会長に就任した 内野 晴雄さん 宮山在住 63歳
「できることをやっていく」
○…「大役に緊張しています」と第一声。取材時は就任から2週間後で、あいさつ回りに忙しい日々。取材後もスケジュールが目白押しの中、いやな顔一つせず笑顔で応じてくれた。「島村前会長の方向性と変わらないと思います。2年前に立てた『会員の満足度110%』などの中期目標は、最終年度ですのでしっかり追いかけていきたい」と話す。決して肩に力が入りすぎているわけではなく「できることをやっていくだけ」と自然体を強調する。
○…寒川神社を核とした新たな観光拠点の創出については「行政、神社、JA、観光協会と5者会で協議している。時間はかかるが進めていきたい」と積極的だ。さらに「将来的な鉄道の発展や圏央道の整備など、寒川はポテンシャルの高い町。これを商工業の発展につなげなければ」と恵まれた立地条件を活かしていく考えだ。
○…藤沢市宮原生まれ。5歳のときに父親の仕事の関係で鉄道の便がいい寒川に引っ越した。大学時代に先生の一言で不動産業を志すことに。「当時、欧米では弁護士、医者と並び称さられるほどなのに、日本では不動産業の地位が低かった。ならば自分が、と思いました」。卒業後は不動産関連業で修行し、30歳で(株)内野不動産を立ち上げた。その後、25歳で入会していた青年会議所など寒川町内での活動にも尽力。商工会では3人の会長を副会長として支えてきた。「商工会に入会したら、その良さを実感してもらえるようにしたい。いろいろなメリットが多いですから」と笑顔で話す。自らが入会した頃に先輩諸氏に良くしてもらったことを思い出しながら。
○…海釣りは遠くの島まで赴く本格派。「昔の話です」と笑う。「今はギターを習っています」と嬉しそうに話してくれた。
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