鎌倉で初の水彩画個展を開く 志柿 ロパさん 倉見在住
日本大好き、寒川大好き
○…日本人の夫と結ばれ、寒川に住み始めて3年。寒川で地域交流を楽しむうちに、次々と『寒川人』との縁が生まれ、ついに趣味である水彩画の個展を開くことになった。10月10日(水)から7日間、鎌倉市長谷の『まめや』で『ナマステ日本』を開く。鎌倉をはじめとする日本の風景や、かつて在住していた外国の風景など15〜16点を披露する。「自分一人では何もできない。寒川の皆さんのおかげです。初の個展をうれしく思います」とほほ笑む。日本語と英語を駆使して、記者の質問に全力かつ愛らしく応じてくれる姿が印象的だ。
○…インドで生まれ育ち、小さいころから画家を夢見る。大学を卒業後はアートギャラリーに勤務しながら描き続け、テレビの番組内でイラストを描く仕事もこなした。夢は実現しなかったが、風景や似顔絵などは日常生活で絵を描き続け、そして家庭を持った。
○…「東京の近くに住みたいと思った。電車で茅ケ崎に差し掛かったとき『ここだ』って思いました」。それも小さな町に住みたかったという。こうして寒川での生活が始まり、北部公民館のお話し会に娘と参加したのが地域交流のきっかけだった。「日本が大好きです。富士山も、独特な上下関係も、尊敬という言葉も好き。インドと文化が似ているからでしょうか」と笑う。外国人同士で固まるという考え方には無縁で、社交的な性格から、近所付き合いも楽しむ様子が日常的だ。
○…町内では国際交流協会に所属し、主に日本語を学んでいる。そして、住みよい町・さむかわにする会(IIISの会)では、逆に会員に英語を教えている。「早くキレイな日本語を話せるようになりたい。それが今一番の関心事。読書の時間も取れませんね」と充実した毎日を過ごせているようだ。
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