茅ヶ崎市美術館で1年間にわたり開催された4種の企画展、開館20周年記念「版の美」が、3月24日(日)の「版の美IV 創作版画の系譜」の期間をもって終了する。来場者数は合計約4万6700人を見込んでいるという。
夏に開催された「版の美II 原安三郎コレクション小原古邨展─花と鳥のエデン─」は、国内初公開の作品を多数展示。テレビ番組でも取り上げられるなど「古邨フィーバー」を引き起こし、開館以来最多となる来館者数となった。
同館学芸員の月本寿彦さん(46)は「1年を通じた版画の歴史の旅の中で、広く版画の魅力を紹介でき、多くの人に館を知っていただく機会も得た。今後も親しみやすい企画を提供できれば」と話した。
4種の企画展来館者は以下の通り▽「版の美I 浮世絵・新版画ー幕末〜昭和」約4200人▽「版の美II 原安三郎コレクション 小原古邨展─花と鳥のエデン─」約3万7000人▽「版の美III 現代版画の可能性」約3000人▽「版の美IV 創作版画の系譜 青春と実験の季節」約2500人(3月14日現在)
3月25日(月)から4月5日(金)の臨時休館を経て、2019年度企画は「リチャード・ゴーマン展 KEIJO 形情」が皮切りとなる。6日(土)から6月2日(日)まで。以降は「美術館まで(から)つづく道」「江戸の遊び絵づくし」「城田圭介展」を予定している。問い合わせは同館【電話】0467・88・1177へ。
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