平塚市は先月22日、住民がパソコンや携帯端末から各地域内の情報を共有できるホームページ、『地元密着‼ちいき情報局』を開設した。このサイトは現在、平塚市自治会連絡協議会と、岡崎・土屋・豊田の3地区で運用が始まり、それぞれの自治会や地域住民がボランティアで自主管理している。今後、地域ならではのイベントや緊急情報などが配信されていくという。
地域ならではの話題住民の手で発信
『ちいき情報局』は市内を27エリアに分け、地区ごとにページを立ち上げてもらおうという仕組み。ページ上には、イベント情報や地元団体のお知らせをはじめ、地元の旬な話題を掲載できる。地区レクの中止や不審者の出没といった、緊急時の情報も迅速に発信できる利点もある。
平塚市は昨年から、各連合自治会にホームページの運用を打診していた。サイト運営に真っ先に手を上げたのは、平塚市自治会連絡協議会と、岡崎・土屋・豊田の自治連。各地域の住民がボランティアで管理団体を立ち上げ、運用を始めている。
市担当課によると、現在までにほぼ半数の連合自治会が運用に興味を示しており、随時、開設地域を広げていきたいとしている。市担当者は、「運営にはパソコンを操作できる人が必要なので、各地域でその担い手が整えば、順次運用を始めてもらえるのでは」と話している。
豊田地区でも昨年、ホームページを開設するにあたり、自治連理事6人による運営委員会を立ち上げた。また、地域情報を吸い上げる仕組みとして、ネットワーク推進委員会を組織。委員には、地区社会福祉協議会や体育振興会、防犯協会、PTAら各種団体が名を連ね、掲載したい情報を毎月20日、豊田公民館のポストに入れることにした。
ポストに投函された情報については、運営委員会が個人情報などの観点から掲載についての適性を判断し、毎月1日にあわせて自宅のパソコンなどからアップするという。運営委員の1人、福井洋一さん(68)は、「地域団体の方々にも、新しい情報発信ツールとして期待を寄せていただいている」と話す。
また、運営委員会ではアクセス数を増やすため、地元商店のお得情報や、地域で採れる農産物の紹介、豊田に数多くある古刹の歴史などについても掲載を検討しているという。福井さんは「豊田地区は自然が豊かで、歴史も深い。情報を共有して地域が活性化され、ここに住んでよかったと思ってもらえるようなホームページにしていければ」と話していた。
『ちいき情報局』(http://hiratsuka.johokyoyu.net/)は平塚市HPからもアクセスできる。
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