ボクシング 平塚から全日本新人王 ライトフライ級・山口隼人選手(TEAM10COUNT)
先月19日に後楽園ホールで行われた「ボクシング第57回全日本新人王決定戦」のライトフライ級を、市内宝町のボクシングジム「TEAM10COUNT」所属の山口隼人選手(21)が制し、新人王に輝いた。
「負けたと思ったので、判定を聞いたときは少しビックリしました」と振り返る。「結果には満足しているけど、内容には満足していないです」と、2−1の僅差判定での勝利に、少し悔しさも滲ませた。それでも、新ジム(前身・湘南RYUJU)での初陣を、新人王という最高の結果で残せたことに、「ホッとした」とあどけなさの残る表情で笑う。
北海道出身の山口選手は高校卒業後、プロボクサーを目指し神奈川へ。2008年6月にプロデビューを果たすが、黒星スタートだった。「2回負けて、“まだまだアマチュアだったんだ”とやっと気付いたんです」。負け越して精神的などん底を乗り越えてからの5連勝。昨年、東日本の新人王を制したときには「ボクシングをやってきて初めて泣きました」。着実な成長を遂げ、全日本新人王のタイトルを手にし、同級12位にランクインされた。
次の試合は3月23日。「一歩一歩だけど、もちろん目標は世界チャンピオンです」と力強く話した。
勝利者コールの瞬間
|
<PR>
|
|
|
|
|
|
|
<PR>