21世紀国際書展 「気負わずのびのび」 森泰明さんが文部科学大臣賞を受賞
市内四之宮の前鳥神社で書記を務める森泰明さん(号・森圭碩(けいせき)/南金目在住75歳)が「21世紀国際書展(産経新聞社主催)」の一般の部で最優秀賞となる文部科学大臣賞を受賞した。
国内外から400~500点の作品が集まる同展に毎年応募をしているという森さんは、同賞を受賞したのは今回が初。「まさかもらえるとは思わなかった。気負うことなくのびのびと書けたからかな」と喜びを語る。
同氏が書道を始めたのは50歳の頃。最初は「ご祝儀袋にきれいな字が書けるようになれば」という軽い気持ちで、現在師事を受ける佐野圭雪(けいせつ)氏の門戸を叩いた。2年ほど書を習い続けていたある日、「自分の字が変わった」という手ごたえを感じたという。それ以来、書道の持つ「深み」にすっかりはまり、今に至る。
20年ほど習い続け、ようやく賞が取れるようになったという森さん。最近では神奈川県民展での大賞など、大きな受賞経歴も持っている。「自分はまだまだ。上手な人はもっと上にたくさんいます。これはあくまで通過点として、もっといい書が書けるよう精進したい」と抱負を語った。
最優秀受賞作品
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