平成22年 平塚市の火災・救急・救助の発生状況 救急件数は過去最高に
市消防救急課は、平成22年の火災・救急・救助の発生状況を発表した。各件数とも、前年に比べ増加に転じた。
火災件数は、平成21年の66件より14件増の80件。出火原因1位の「放火(疑い含む)」は7件増えて26件、以下たばこ10件、コンロ10件と続いている。また、火災による死者数は前年比1人増の3人、負傷者数は8人増え16人で、全焼戸数も3件増の7件と軒並み増加した。一方で、損害額は前年より371万6千円減少し、6132万7千円となった。火災の増加の原因について担当者は、「放火とコンロによる火災が増えたため」と話している。
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救急出場件数は、前年比1279件増の12241件。これまで2年連続の減少から、増加に転じ過去最高の件数となった。事故種別ごとに見ると、急病が一番多く7696件。以下交通事故1664件、一般負傷1524件。各種別共に、前年よりも増加している。搬送は市内及び近隣市町の医療機関で99%収容されており、同課では「医療機関の連携は図れている」としている。
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救助隊出場状況は、火災の増加に伴い前年比38件増の188件となった。救助対象を種別に見ると、火災の誤報や車両の閉じ込みなどの「その他の事故」が昨年を2倍以上も上回る76件で1位となり、以下火災48件、交通事故32件と続いている。また、水難事故の救助出場件数は11件増の15件。同課では、「船舶やウィンドサーフィンによる事故が増えたことが原因ではないか」と話している。
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