市高齢福祉課が今月18日、土沢中学校(米澤利明校長)の3年生を対象に認知症サポーター養成講座を開催した。
同講座は認知症の人や家族が地域で安心して暮らしていけるよう温かく見守る応援者として、自分の出来る範囲で活動するサポーターを養成しようと同課が行っている。これまでも市職員や金融機関の職員を対象に行ってきたが、中学校の授業に取り入れられたのは今回が初。土沢地区は二世帯、三世帯で住む家庭が多いため「認知症に対する知識を深めて欲しい」という米澤校長の希望で実現し、生徒だけではなく校長や教諭たちも受講した。
当日は地域包括支援センターの一つである「高齢者よろず相談センターひらつかにし」の職員が、ユニークな自作劇で認知症を分かりやすく説明。同校教諭も出演し、時に笑いが起こりながらも生徒たちは真剣に見入っていた。
受講した生徒には卒業式の日にサポーターの証であるオレンジ色のゴムバンドが手渡される。「来年以降も継続していきたい」と米澤校長。21日には金目中学校でも同様の講座が授業で行われており、福祉の輪が広がりを見せている。
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