東日本大震災被災地に神奈川DMAT(急性期の災害医療活動)派遣隊員として赴いた市民病院職員が25日、大蔵律子市長に現地での活動を報告した。
DMAT隊に参加したのは、外科部長の金井歳雄医師、小林陽介医師、山中享子看護師、高田佳奈子看護師、面田利文看護師、内田正則臨床検査技師の6人。
職員は12日、羽田空港で自衛隊機に搬送された被災患者3人を医療施設に搬送した。金井医師らはそこで現地の状況を聞き、その足で17日に盛岡入り。同市内の消防学校内で傷病者の治療を行った。その後は18日まで、県立釜石病院で医療救護体制の確立支援を行ったという。
金井医師は「道路の脇には瓦礫が残っていて、その中に遺体も残っているはずとのことだった。医療スタッフも疲弊していた」と話した。釜石市では通信の遮断される中、同市対策本部や医師会、日赤の活動拠点にそれぞれ足を運び、連携した医療体制を築くよう呼びかけ、顔合わせの場をコーディネートしたという。
大蔵市長は「すぐに現地に行って力になっていただいた」と職員をねぎらった。金井医師は「引き続き、市からの支援の一端を担わせて欲しい」と話していた。
|
|
|
<PR>
平塚版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|