神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
平塚版 公開:2011年6月30日 エリアトップへ

震災 景況感に影 景気動向調査 平塚商議所まとめる

公開:2011年6月30日

  • X
  • LINE
  • hatena

 平塚商工会議所は、今年5月に実施した景気動向調査の結果をまとめた。景況感が大幅に回復した昨年と比べ、今年はほぼ横ばいの水準。震災による影響も、市内経済に影を落としたことが浮き彫りとなった。

 調査は、商業(卸売・小売・飲食・サービス)、工業(製造・建設)計1646社を対象に、昨年4月比の経営状況や今後の経営課題、震災の影響などをアンケート形式で実施。531社(32・2%)から回答を得た。

    ※・※・※

 景況感の指標となる売上DI(売上が増えたとする企業割合から、減ったとする企業割合を引いた値)はマイナス43・1で、昨年4月の調査から0・2ポイント上げた。

 商業関連では、卸売業を除く3業種で売上DIが上昇。中でも飲食業は、30・7ポイント上昇しマイナス55と、業況が回復した。

 製造業は、昨年のマイナス10・8からマイナス32に減少。建設業は、21・2ポイント上昇してマイナス37・1まで持ち直したが、今後の予測では大幅に落ち込む見通しとなっている。

   ※・※・※

 震災の影響については、多くの企業が間接的な被害を受けたと回答。商業にとっては、自粛ムードによる消費低下が打撃となった。

 飲食業では、震災が団体需要を見込める時期を直撃するなど経営を圧迫。多くの業種が仕入れ価格の上昇や商品の入荷遅れといった影響を感じており、資金繰りの悪化に拍車をかけた。 工業関連では、震災を境に需要・受注が減少し、部材入荷や納期の遅れも痛手となった。復興需要により受注が増加したという企業は少なく、製造業6・1%、建設業2%にとどまった。

 今後の経営課題に関するアンケートでは、商業関連で「顧客の新規開拓」「諸経費の削減」「原油高への対応」「接客等のサービス向上」といった項目が上位を占めた。飲食業では、後継者不足を経営上の問題に挙げる割合が45%と、前年から約3倍に増加した。

 工業関連では、「売上高の確保」「原価低減」など業績に関連する項目に課題が集約。建設業では、「売上高の確保」を課題とする企業が9割近くに上った。

MADOショップ平塚真土店

断熱窓リフォームに、今年も国から補助金あり!

http://kobayashikenso.co.jp

<PR>

平塚版のトップニュース最新6

現金は総額3,800万円

平塚署管内23年遺失物

現金は総額3,800万円

557万円は県収入に

4月25日

台湾の学生と国際交流

平塚江南高校

台湾の学生と国際交流

昨年の訪台縁で招待

4月25日

冷凍食品を子ども食堂へ

フリーデン

冷凍食品を子ども食堂へ

県、フードバンクと3者連携

4月18日

岡崎の歴史 カルタで伝承

岡崎の歴史 カルタで伝承

住民有志が制作

4月18日

八幡交番、来年3月で廃止

平塚署

八幡交番、来年3月で廃止

四之宮と統合へ

4月11日

市内3カ所目の設置

平塚中央ライスセンター

市内3カ所目の設置

金田・岡崎・旭エリア請け負う

4月11日

あっとほーむデスク

  • 4月25日0:00更新

  • 3月7日0:00更新

  • 1月1日0:00更新

平塚版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

平塚版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月25日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook