第51回全国中学校水泳競技大会に出場する 秦俊陽(としあき)さん 県立平塚中等教育学校3年生
魂込めて全国へ挑む
○…県中学校水泳競技大会400メートル個人メドレーの部で優勝。今月21日から大阪で行なわれる全国中学校水泳競技大会に出場が決定した。水泳の魅力について「頑張れば頑張るほどタイムは伸びる。結果が目に見えるから常に自分の成長を確認することができる」と熱っぽく語る。
○…昨年の同大会には背泳ぎ200メートルの部で挑むが、コンマ1秒の差で惜しくも全国大会への切符を逃す。オフシーズンになりタイムが伸び悩んでいた時、気分転換に始めたのがメドレー競技だった。成り行きで始めたが、今では数学の宿題を解いていても、ノートの片隅にメドレーのペース配分を書いてしまうほど、その魅力にどっぷりはまってしまったようだ。「メドレー競技は自分に合っているのかも」と笑みを浮かべながら話す。
○…3才の時、先に水泳を始めていた2人の姉の影響で習い始める。小学1年生にあがってから、通っていたスイミングスクールのコーチの勧めと、友人の誘いもあって育成コースに入り、選手を目指し始める。気がつけば、無我夢中で水泳に没頭していたという。現在は週に6日、学校が終わるとスクールに直行し、練習を重ねている。そんな慌しい生活のリラックス方法は読書だそう。愛読書は「バッテリー」や「一瞬の風になれ」など。スポーツに関連したものが多く、やはり無意識のうちに手にとってしまうようだ。
○…大阪で行われる全国大会には家族が総出で応援に駆けつける。「お姉ちゃんの応援がうるさいんですよ」。照れ笑いしながらも嬉しそうに家族のことを話してくれる。その表情はごく普通の中学3年生の男の子。一方で大会への意気込みをたずねると「大会まであと数日ですが、もう一段階ランクアップして、決勝ラインに入りたい」と力強い眼差しを見せた。
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