湘南の海で愛好者が増えつつある、スタンドアップパドルボード。長くて厚みのあるボードの上に立ち、パドル(オール)を漕いで波に乗ったり、水上を移動したりするユニークなスポーツだ。ハワイで発祥し、日本には10年ほど前に持ち込まれたという。
袖ヶ浜在住の渡部節(みさお)さん(60)は、このパドルボードの楽しさを平塚の海で広めている愛好者のひとり。6年前から始め、次男の経営するサーフショップで指導の手伝いもしている。
PADOBO GRAND-PRIX(5月/鎌倉市)と、第24回横浜港ボート天国・真夏の大運動会(8月/横浜市)の2大会に出場し、それぞれマスターズの部で優勝。先駆者としての実力を発揮した。
「サーフィンほど体力を使わずに波乗りができるので、シニアの愛好者も増えています。波がない時も海上散歩を楽しめます。私は海から相模川を上り、銀河大橋まで行ったこともある。いい運動になりますよ」と渡部さんは語る。
目標は、その魅力を広めること。「鎌倉や藤沢の海では愛好者がどんどん増えていますが、平塚ではまだまだ。夢のまた夢ですが、パドルボードがオリンピックの正式種目になって、市内からメダリストを輩出できたら嬉しい」と話していた。
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