平塚版 掲載号:2011年9月22日号
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神奈川の新たな魅力に 県農業技術センターで新トマト育成

経済

生食・調理用に使える「SPL25R」
生食・調理用に使える「SPL25R」

 神奈川県独自の新品種研究開発等を行っている県農業技術センター(市内上吉沢)。前身組織である県園芸試験場(二宮町)の頃から様々な新品種を生み出してきた同センターで、新たなトマトの育成が進められている。

 「SPL25R」というこのトマトは、普通の大玉トマトと異なり長円筒型で、重さ60〜80gほどの小ぶりな実をつける。アメリカから持ち込まれた中玉系統と日本のトマトを掛け合わせて生まれたもので、大玉トマトより果肉が厚いのが特徴。アミノ酸は一般品種の1・2倍、リコペンは1・5倍以上含有している。

 日本の大玉トマトのように生食用で食べられるだけでなく、肉厚で煮崩れしにくいため、イタリアントマトのように調理用として使うこともできるという。

 現在は県施設野菜組合連合会を通じて県内の生産者に試作の育成を依頼、一部の直売所やスーパーで販売されている。生産者や消費者の声、売れゆきなどを加味しながら改良を重ね、ゆくゆくは商品登録を経て新たな「神奈川ブランド」としてPRしていくつもりだ。

 同センターではこれまでにナシの主要品種「豊水」「幸水」「新水」の元となった「菊水」や、現在でも主要品種の桃「白鳳」、生食用赤玉ねぎ「湘南レッド」などを生み出している。最近では水ナスの仲間でアクが少なく甘みが強い「サラダ紫」の品種登録も行われている。

 SPL25Rから派生した、カロテノイドを多く含む「SPLG3」という品種の育成も進められており、神奈川の新たな魅力の開発に期待が寄せられている。
 

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