平塚市博物館で、冬期特別展「星々のみちびき〜大雄山参道二十八宿灯」が行われている。来年1月15日までの長期展示で、開館時間は午前9時から午後5時(12月6〜11日は午後7時)まで。休館日は月曜(祝日の場合火曜)、12月29日から翌年1月3日まで。
この展示では、市民にもなじみの深い南足柄市・大雄山最乗寺の参道に残る、丁石(ちょういし)と「星」との深い関わりを解明する。
丁石は、元治元年(1864)と明治40年の二次にわたって28基が建てられ、明治〜大正時代には「星宿燈(せいしゅくとう)」と呼ばれた。石の上部に空いている穴の中に灯を点して夜の参道を導く役割をし、日本の天文学で用いた二十八の星宿名をそれぞれ冠して「角(かく)一丁目」「心(しん)五丁目」などと記されている。今回は、現存する42基の星宿燈の写真を展示している。
学芸担当の澤村泰彦さんによると、「燈篭は暗闇の中を照らすものだから、星の名前が付けられた」という。また、「その道程をなぞらえて、人生を導くという意味も込められている」と話す。
関連行事として、現地見学「大雄山参道の星宿燈を歩く会」を12月11日(日)10時〜15時30分まで(要申込)、「『銀河鉄道の夜』鑑賞と星宿燈の星空」と題したプラネタリウムを12月24日(土)15時30分〜16時50分まで行う予定。問い合わせは、博物館【電話】0463・33・5111まで。
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