肉の石川 どんぶり選手権 全国3位 県産「やまゆり牛」でステーキ丼
日本各地の創作どんぶりが一堂に会し、自慢の味を競い合う「全国ご当地どんぶり選手権」が、1月7日から15日に東京ドームで行われ、肉の石川(泰平商事株式会社・石川嘉男代表取締役)の「やまゆり牛ステーキ丼」が3位に入賞した。
同選手権は、郷土の祭りや食文化を紹介する「ふるさと祭り東京」の一環として開催されており、今年で3回目。昨年のグランプリに輝いたうにめし丼(北海道)や白エビかき揚げ丼(富山県)など、16種類のどんぶりが出展し、一般来場者の人気投票で順位を競った。
昨年に続き2度目の挑戦となった同社は、県内産の牛肉「やまゆり牛」を使ったステーキ丼を考案。独自のたれで味付けしたステーキをご飯に乗せ、やまゆり牛の旨味を活かした”直球勝負”のどんぶりは来場者の票を集め、念願の入賞を果たした。
1日2千杯 行列1時間も
昨年の選手権では、お茶漬け風のどんぶりで入賞を目指したが振るわず。新しいどんぶりの開発を任された雫正幸さんは「今年は優勝しか狙っていませんでした」と、雪辱を期して選手権に臨んだ。
食材に選んだやまゆり牛は、和牛とホルスタインの交雑種で、藤沢や茅ヶ崎、寒川、南足柄などの指定農家で生産されている。和牛に似た肉質と、霜の入り具合が少ない肉本来の味が特長という。
雫さんは、肉の味を引き出すたれの開発に力を注いだ。「会場で召し上がった方が、おいしかったと声をかけてくれたときには安心しました」と、優勝に向け手ごたえを感じたという。
どんぶりは9日間のイベント中、毎日2千杯以上が売れ、1時間待ちの行列ができる盛況ぶり。雫さんは「調理と販売を5人で行っていたので、トイレに行く暇もありませんでした」と振り返る。
結果発表では、北海道のうにめし丼が2連覇を飾り、同社のどんぶりは鯛茶漬け(新潟県)に次ぐ3位。念願の優勝は叶わなかったが、石川代表は「おかげで来年に向けて新たな目標ができました」と意欲的だ。
B―1グランプリといったイベントの人気も手伝い、ご当地グルメにまちおこしの希望を託す自治体も多い。「入賞したことで、肉の石川だけではなくやまゆり牛のPRにもつながったのでは」と石川代表は話した。
同社では選手権入賞を記念し、やまゆり牛ステーキ丼の限定販売を肉の石川(西真土1の3の8)で行う。1月27日(金)から31日(火)。1杯500円。
問い合せは、泰平商事(株)【電話】0463・33・6111。
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