富士見地区の住民が、1999年から地域内の親睦のために開いている富士見ゴルフコンペが16日、開催40回目を迎えた。これまでに参加した地域住民の延べ人数は2千人を超える。
このゴルフコンペは、地区体育振興会OBが懇親を深めるために始めようとしたものだが、ゴルフ愛好者は地区の中でも意外に多く、地域交流の場としてスタートすることになった。
当初23人だった参加者は、最近では毎回60人前後に増えた。震災のあった昨年7月には過去最多の71人が参加したという。
コンペを運営する住民組織、富士見ゴルフ愛好会の会長、大川寅太郎さん(78)は「現役をリタイアした人を中心に参加者が増えているが、震災もあり、地域の絆が見直されていると感じる。コンペが、災害時に近所で助け合える土壌づくりに役立てば」と話す。
愛好会組織は事務局を中心とし、14ある町内会に幹事1人ずつ置く。年3回あるコンペの前には、幹事が各町内で参加を呼びかけたり、公民館だよりに広告を掲載したりと、参加者の輪を徐々に広げている。
年齢も30〜70歳代と幅広い。大川さんは「コンペを通じて、若い人とも道で会えば挨拶できる間柄になった。顔の見える関係を地域の中で作るのは意義がある」と語った。
40回記念大会には65人が集まり、快晴の小田原湯本CCで開かれた。
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