平塚市ゴルフ協会の新理事長 真道 豊さん 豊栄ハウジング会長 71歳
ゴルフを通じ、地域に絆
○…「『隣の人は何する人ぞ』という現代社会のなかで、地域の絆を深める場にもなれば」。協会で一番の目玉事業、市民ゴルフ大会(今年は8月27日)は毎年、市内愛好者から定員を超える応募が寄せられる盛況ぶり。今年は平塚市制80周年を冠して開かれ、200人の出場者を招く。「平塚市が県内有数の歴史ある都市であることは、あまり知られていないのでは。大会を通じて80周年をアピールし、まちに誇りを持ってもらう一助になれば」と話す。
○…今年4月、協会の理事長に就任した。「ゴルフの普及と発展に寄与したい」と抱負を語る。自身のプレー歴は45年。粘りと我慢のゴルフが信条で、ハンディーキャップ、シングルの腕前だ。「一人で気楽に出来るのが、このスポーツの良さ。競技志向、仲間との交流、目標スコアへの挑戦、健康増進と、人それぞれに楽しみ方が芽生える」と、ゴルフの魅力を語る。
○…地元で不動産会社を営む。「学生の頃から何か商売がしたかった」と言う。東京理科大を卒業後、機械工場のエンジニアなどを経て、40歳で創業。「最初に始めた商売で不動産トラブルに巻き込まれ、二度とないように勉強を始めたのがきっかけだった」と肩をすくめて笑う。「人口や世帯数が減少し、業界には難しい時代だ。不動産事情は時代の要請で大きく変化する。顧客との距離をますます近づけていく必要がある」と話す。
○…現在、纒に居を構える。「同業者から『稼ぎたかったら東京に近づけ』と言われたものだが、人生はお金じゃない。平塚は住みやすいし、生まれ育った土地だから愛着がある。仕事をして、あとはゴルフが出来ればいい」と目尻を下げる。市民ゴルフ大会は今年で29回目を迎える。「先人の方々が大変ご苦労されて築いてきたものを着実に踏襲していきたい」と語っていた。
|
|
|
<PR>
|
|
|
|
|
|