落合克宏市長は23日の定例記者会見で、31日に開会する市議会9月定例会に、4億7458万円を一般会計に追加する補正予算案を含む、18議案を提出すると発表した。追加後の一般会計総額は888億7603万円となる。
補正予算案には、ポリオ予防接種のワクチン切り替えに伴う費用(1億5167万円)や、心身障害者支援施設の建設助成金(4941万円)、ツインシティ整備推進費(4000万円)、食品の放射性物質検査の経費(48万円)などが盛り込まれている。
ポリオ予防接種は、従来の生ワクチンから、ワクチン関連麻痺のリスクのない不活化ワクチンに切り替える。実施方法も春秋2回の集団接種から、各医療機関で通年受けられる個別接種とする。ワクチンの切り替えにより、接種回数も2回から4回になる。接種対象は生後3カ月から90カ月までで、今年度中4800人を見込んでいる。
障害者支援施設の建設助成は、進和学園運営の知的障害者の入所・通所施設「職業センター」(土屋2967)の建て替え費用を補助するもの。工事費の総額約8億円に対し、市は2カ年で9882万円を補助する。施設は生活介護60人、入所支援40人、短期入所10人の受け入れを予定している。
ツインシティ整備については今年度、地権者の合意形成に向け、土地区画整理組合設立準備会で、資料を提示しながらヒアリング調査を実施。都市計画などの法手続きを2013年度にかけて進めるとしている。
食品の放射性物質検査は、福島原発事故以降の消費者の不安解消のため、米や野菜など、市民から持ち込まれる食品について簡易検査を行う事業。検査機器は消費者庁などから貸与を受け、12月からの検査開始を予定している。
特別会計に追加された補正予算案は、国民健康保険事業特別会計1億5867万円、介護保険事業特別会計1074万円。追加後の全会計の総額は、1739億7299万円。
市議会9月定例会は、9月26日までの日程で開かれる。総括質問は、11日から14日に行われる。
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