中学生が手作りした弁当の出来などを競う「自分でつくるお弁当コンテスト」(平塚市教育委員会・平塚市主催)で、昨年度の最優秀賞に選ばれた江陽中学校生徒の作品を商品化した弁当が10日から、平塚駅ビルラスカ地下1階の惣菜店「海鮮和食家いしけん」で販売されている。今年度の最優秀となった金旭中生徒の作品も販売を控えている。
販売される弁当は、代官町で和食店も営む料理人の石川賢一さんが両校生徒のレシピを再現。コンテストの狙いでもある地産地消の意も汲み、地場産の米や野菜を出来る限り使用した。
石川さんは販売前、両校に試作品を持ち込み、生徒と味や盛り付け方を相談した。生徒から高評価を得た石川さんは、「プロの味を出し過ぎないよう、中学生が参考にしたであろう家庭の味を想像して作った」と胸を張る。
江陽中の生徒3人が考案した弁当は、シラスやサケ、ワカメの三色おにぎりをはじめ、レンコンのキンピラなど色彩も鮮やか。石川さんの試作品を味見した江陽中リーダーの井内瑞穂さん(3年)は「キンピラの味も祖母の味と一緒。盛り付けも素敵」と喜んだ。
金旭中生徒の作品は、梅肉入りしょうが焼きや、桜でんぶなどのおにぎり、たらこ入り卵焼きなどを詰めた弁当。同校の3人も華やかに仕上がった試作に満足そうな表情を浮かべた。リーダーの渡邊あすかさん(3年)は「たらこをもう少し入れて欲しい」と注文も寄せていた。
江陽中生徒の弁当は現在、680円で1日限定20食販売されている。石川さんによると、初日から完売するなど売れ行きも上々だという。金旭中生徒の弁当も680円で販売を予定している。
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