思い託した仏様1350体石巻へ
市内を中心に活動している木彫、円空一刀彫教室の「木遊会」(山田匠琳(しょうりん)会長)が15日、会員らの手で彫った木像仏を届けるため、東日本大震災で被災した宮城県石巻市を訪れる。
昨年の震災後に「会として何かできることはないか」と考えたという山田会長。昨年9月に市民プラザで開催された作品展では、来場者から応援メッセージを集めることを発案。結果、紙に書かれた1200枚のメッセージが集まり、木像仏(円空千面菩薩)をその紙で1体1体包み、被災者に贈ろうと思い立った。彼岸でお参りに訪れる人の手に渡るようにと、石巻の寺院を5カ所ほどまわり、約1200体を納める。また、仮設住宅を訪問し、別に作成した約150体の小さな童像(わらべぞう)を住人に手渡す。受け取った人に、童像の顔に絵付けもしてもらう予定だ。
山田会長は、落合克宏市長から直筆の応援メッセージ入り色紙も託されており、「市民の思いをしっかり届けたい」と話す。また、同作品展で集まった義援金5万2562円も同日、同市へ寄付する。
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