湘南ベルマーレ 昇格へ向け残り6戦 胸スポンサー決定も追い風
いよいよシーズンも最終盤を迎えたJ2リーグ。サッカー専門誌などで開幕前の順位予想は軒並み低評価だったベルマーレだが、ここまで常に上位争いを繰り広げ、J1昇格の可能性も十分に残している。
若手中心のチームなだけに、開幕当初は”予想外”の快進撃が「勢い」と捉えられることも多かったが、今や他チームも認める強豪の1つ。試合数を重ねるごとに選手から成長が感じられ、「今年の湘南のサッカーは本当におもしろい」という言葉がサポーターからも頻繁に聞こえてくる。
彼らを何よりも熱くさせているのは、そのアグレッシブな戦術ではないだろうか。たとえ試合終盤であっても一度ボールを持てば自分に残された体力を省みることなどなく、前を向いてガムシャラに走り出す。観るものをひきつけるそのスタイルはシーズンを通じてブレがなく、「夏場には続けられないのでは」といった見方も覆し、酷暑の夏も見事に乗り切ってみせた。
謙虚さを忘れずに
今季からJ2リーグのJ1へ自動昇格できるのは2チーム。3位から6位はシーズン終了後に行われるプレーオフにまわる。
現在、混戦を抜け出して首位を独走する甲府は、上位チームの実力は拮抗しているとはいえ昇格はほぼ確実か。ベルマーレは残り6試合で甲府と千葉の上位対決を残している一方、ラスト3試合は富山、鳥取、町田といずれも最下位争いをするチームとのカードが組まれている。今季は、JFL降格の可能性があるため相手も必死。難しい試合となるだろう。しかし、もはや相手がどこであろうと関係ない。9月末には待望のユニフォーム胸スポンサーに、大磯町に本社を構える日本端子(株)が決定、力強い後押しも得た。
この時期、昇格の文字がちらついてしまうのは仕方ないが、今こそ挑戦者としての謙虚さを忘れず、目の前にある試合に集中すれば悲願は必ず達成できるはずだ。ホームゲームは、次節10月7日に愛媛、同21日が富山、11月4日の鳥取戦となっている。
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