便利さ省みる 博物館で「くらしの今昔」展
市博物館で12月24日まで、秋期特別展が開催されている。「くらしの今昔〜電気・ガス・水道がなかった頃の道具たち〜」と題し、市民寄贈資料含む約200点の展示物を通して約100年前からの暮らしの移り変わりをたどる。行灯や石油ランプ、井戸ポンプや五右衛門風呂など、貴重な資料の数々が並ぶ。
博物館では、数年前から今テーマでの企画を考えていたが、昨年の東日本大震災の影響や節電などを受け、時代的な関心事であるとの見方から早い段階での開催に着手した。学芸員の浜野達也さんは、「昔の人は身の回りにあるものでエネルギーを作り出していた。便利な生活を送る現代において、資源を有効に使い、無駄にしないという気持ちを少しでも持ってもらえたら」と話す。
また、関連事業としてイブニング・ミュージアム・ウィークも開催。11月6日〜11日の期間で、開館時間を通常より2時間延長する。「あかりとエネルギー」をテーマに、毎日午後6時から7時まで(入館は午後6時30分まで)、学芸員が日替わりで講師を務め、「地震のエネルギー」や「むかしの灯り体験」などのイベントを行う。問い合わせは同博物館浜野さん【電話】0463・33・5111。
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