幼保機能の一元化を踏まえた公立園のあり方について、平塚市は21日、庁内関係部局で組織する「幼保一元化に関する検討会」のまとめた中間報告を発表した。
中間報告では、今後の未就学児童の減少や、保育園利用のニーズの増加、施設の老朽化などから、現在15ある公立園(幼稚園5・保育園10)を8〜10園に再編。公立園は、民間園で対応困難な場合のセーフティーネットと位置づけた。
また、幼保一元化に有効な手段として、認定こども園化をモデル的に実現させるとし、近接する港幼稚園(夕陽ケ丘)と須賀保育園(高浜台)を統合し、(仮称)港地区認定こども園を整備する方針も示された。
モデルとなる認定こども園は港幼稚園の敷地に建設し、2016年度中に供用を開始。幼稚園の定員を現行の50人から40人に減らし、保育園は90人から110人に増員する。つどいの広場や放課後児童クラブの施設も複合的に整備し、費用は総額約4億6000万円を見込んでいる。
同園は、利用時間やカリキュラム、給食、延長預かりなど、幼稚園と保育園で異なる運営方法をすり合わせ、認定子ども園のモデルづくりに役立てる。
検討会では、こうした公立園の再編やモデル整備について、2013年度中に最終報告をまとめる。
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