水質調査 ビーチパーク 可・B判定 昨年の水準保つ
県は夏の海水浴シーズンを前に、県内27ヵ所の海水浴場で実施した水質検査の結果を発表した。最も評価の高い「適・AA」と判定された海水浴場は10ヵ所で、不適はゼロだった。湘南ひらつかビーチパークの水質は昨年と同じ水準を維持しており、「可・B」判定となった。
検査は、5月7日から9日のうち2日間で実施。1日2回の採水で水中のふん便性大腸菌群数や油膜の有無、透明度、腸管出血性大腸菌O157の有無などの項目を、環境省の定める水質基準に沿って判定した。O157は全海水浴場で不検出だった。
小田原市の御幸の浜と江之浦がAからAA、真鶴町の岩はBからAAへ判定を上げた一方で、三浦市・葉山町・逗子市・鎌倉市・藤沢市・茅ヶ崎市にある7ヵ所の海水浴場がAAから2つ判定を下げた。県によると、「検査当日の天候や潮の流れなど条件によって左右されやすい」とした上で、水質汚濁の程度を示すCOD(化学的酸素要求量)の数値が上昇しているという。水質検査は7月中旬にも実施される。
水質調査に合わせて、3年前から継続して放射性濃度も測定しており、27ヵ所全ての海水浴場で放射性物質(セシウム-134、セシウム-137)は検出されなかった。
海水浴場の開設は逗子市(逗子海水浴場)の6月28日が最も早く、湘南ひらつかビーチパークは、6月30日から8月31日を予定している。
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