市内在住でブラジル音楽専門のピアニスト、今井亮太郎さんらが23日、地元開催したコンサートの収益金で市内全43小中学校に命の尊さを伝える絵本、計129冊を寄贈した。
今井さんは、絵本の読み聞かせに熱心だった元花水小学校校長で、今年1月に急逝した今井洋一さんを父に持つ。7月28日に開かれたコンサートは、生前から洋一さんを慕う人や、亮太郎さんを応援する人が集まり、「子供たちに絵本を送ろう実行委員会」を発足。父の遺志を形にしたいという亮太郎さんの背中を押し、チャリティー公演として主催、市民センターに約850人を集めた。
寄贈される絵本は、『いのちのまつり』(作・草葉一壽/絵・平安座資尚)の3部作をはじめ、洋一さんも作成に関わったリスト「いのちの尊さをつたえる本」から選ばれる。
実行委員会の尾鷲幸男さんは「お父様が熱心に訴え続けてこられた命の尊さが、絵本を通じて子どもたちに伝われば」と話した。亮太郎さんも「父には、皆さんとの関わりでここまでのことができたと報告したい」と喜んでいた。
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