ベルマーレ 善戦も残留届かず ２試合を残し降格決まる
サポーターにあいさつする選手ら
３季ぶりのＪ１リーグを戦う湘南ベルマーレは23日、敵地でのＦＣ東京戦に１対２で敗戦、２試合を残して来季Ｊ２への降格が決定した。
曺貴裁監督のもと、もはや湘南の代名詞となった豊富な運動量を生かした攻撃的なサッカーは今季も継続。試合終了まで走り続ける「湘南スタイル」は、ぶれることなく、シーズン中盤以降は強豪相手にも互角に渡り合う試合が増えていた。だが試合内容で勝っていても勝ち点３は遠く、開幕前に目標としていた「ＡＣＬ出場」はおろか、シーズンを通して下位に低迷し続ける結果となった。
とはいえ、年間３勝に終わった２０１０年シーズンと比較すれば、湘南が大きく成長したことは明らか。躍動感あふれる選手の姿は観客を魅了し、最後まで戦い抜く姿は感動すら与えるものだった。降格が決まった試合終了後、サポーターが選手を大きな拍手で迎えたのも、そんな理由からだったのではないだろうか。 降格を受けて落合克宏市長は「限られた体制の中でよく健闘してくれましたが、降格決定は残念。１年後にはＪ１復帰を祝えるよう頑張ってほしい」と話した。
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