夫婦で愛でる芸術の秋 旭彩会が水彩画展を開催
旭南公民館の水彩画グループ「旭彩(きょくさい)会」が、12月3日から市美術館市民アートギャラリーで展示会を行う。木下一士さん(70・万田在住)による指導で、20人の会員が描いた作品約80点が並ぶ。メンバーの中には、一士さんの妻・和江さん(69)の姿も。活動時は、仲睦まじい夫婦も「講師」と「生徒」の関係だ。
同会の活動は旭南公民館で毎月第2・4水曜日に行われ、野外スケッチが中心。年齢層は高いが、歳を重ねることで若い頃とは異なる景色が見え、味わい深い作品が仕上がるという。
一士さんは、油彩画家だった父の影響で絵画に興味を持った。中高時代は美術部に所属したが、就職後は絵から遠ざかっていたという。定年を控えたころから、再び筆を握るように。トールペイント作家の娘の作品と共に「二人展」を市美術館で開いたり、海外旅行先の風景をスケッチしたり。3年ほど前から、縁あって旭彩会で講師を務めている。
一士さんが水彩画にのめりこむ姿を見て、和江さんも9年前、60の手習いで同会に入会。講師としての一士さんは、和江さんに厳しい指摘もするが「妻の絵はモチーフの目の付け所が良い」(一士さん)。和江さんも「主人の癒し系タッチの絵が好き」と、互いの作風に惚れ込んでいる様子。
会期は8日まで。午前9時30分から午後4時50分(初日は午後1時から/最終日は3時30分まで)。問い合わせは高梨さん【電話】0463・33・8460。
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