平塚市は20日、平塚球場と湘南ひらつかビーチパークの2施設で、市内企業とネーミングライツのパートナー契約を結んだと発表した。3年間総額約1200万円の契約金が市の財源に充てられる。
平塚球場は、平塚駅西口の立体駐車場「ダイレクトパーク」などを運営する相模石油株式会社=小泉光一郎社長、本社・紅谷町=と契約を結んだ。新名称は同社が市内田村などで運営するバッティングセンターにちなんで、「バッティングパレス相石・平塚球場」とした。契約は来年4月から3年間で、年額306万円。
ビーチパークの契約は造園業を手がける湘南造園株式会社=眞壁潔社長、本社・万田=と結び、名称は「湘南ベルマーレひらつかビーチパーク by shonanzoen」。眞壁社長はベルマーレの社長も務めている。来年4月からの3年契約で、年額101万円。
小泉社長は20日の記者会見で「90年間、平塚に本社を置いてきた。日本の野球文化を下支えし、平塚のスポーツ文化を盛り上げていこうと思う」と語った。また「平塚球場は地元の子どもたちの目指す場所でもある」とも話し、子どもが試合をする機会の創出にも意欲を見せていた。
眞壁社長は「創業から90年やってこられたのは平塚にいることができたから」と地元に感謝。「2020年に向けてビーチバレー選手らを成長させたいという思いから、企業名を付けるよりも(ビーチバレーやトライアスロン選手の所属する)ベルマーレの名前をお借りした」と、ビーチパークならではの名称を冠した。
落合克宏市長は「ネーミングライツによって自主財源の確保だけではなく、パートナー企業と協働で市民サービスの向上も図っていきたい」と喜んでいた。
市は今年8月、球場とビーチパーク、総合体育館の3施設でネーミングライツを公募していた。総合体育館は応募がなく、現在も募集を続けている。
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